カナダで「食」の魅力を写真で伝える、Noritoshi Ichikawaさんのブランドビジュアル制作とは?

フォトグラファーの市川勲利(いちかわ のりとし)と申します。 料理やレストラン、ホテルなど「食」にまつわる写真を得意とし、トロントにて、ブランドの魅力を伝えるためのビジュアル制作をしています。
私がフォトグラファーになったきっかけは、かなりの偶然でした。ワーキングホリデーに来た頃、暮らしていたシェアハウスのオーナーが、たまたまフォトスタジオのマネージャーをしていました。お願いして現場見学させてもらい、そこで見た撮影現場に強く惹きつけられました。アシスタントとして働かせてもらうことになり、私の写真家としてのキャリアが始まりました。
少しありふれた言葉かもしれませんが、「自分探しの旅」に出て、これだと思えるものと出会いました。
それから20年。よそ見せず没頭して、日本ではdancyu、長野Komachi、ANAクラウンプラザホテル、菊乃井など。香港ではMuji Cafe、大戸屋、CoCo壱番屋、Saizeriya、塚田農場、紀文、かつや、Four Seasons Hotels and Resorts Hong Kongなど、さまざまな企業や媒体の撮影に携わってきました。
そして現在は、ここトロントで新たな挑戦をしています。
私の仕事は、料理を撮ることだけではありません。料理そのものの写真があれば、シェフのポートレート、レストランの内外観、スタッフの表情、商品写真など、そのブランドを伝えるために必要なさまざまな被写体があります。

※写真はイメージです
私が写真を撮るとき、大切にしていることは「伝える」ということです。
写真は、見る人に説明書を読んでもらうようなものではありません。広告であれば、ほんの一瞬で目を止めてもらい、「おいしそう」「気になる」「行ってみたい」と感じてもらう必要があります。
その一枚から検索してもらう。SNSならクリックしてもらう。そして、何回か目にするうちに、その店や商品のファンになってもらう。その最初の入り口にあるのが、写真や動画などのビジュアルだと思っています。
だから私は、「写真力=広報力=会社の強み」と考えます。
以前、フードコートにある飲食店から、「たくさんの店が並ぶ中で、どうしたら自分たちの店を選んでもらえるか」という相談を受けました。
撮影だけをするのではなく、実際に現場へ行き、客層、周辺店舗との比較、人の導線を確認しました。そして写真とメニューのレイアウトを見直した結果、売上は40%アップしました。金額にすると$45,000くらいのアップでしょうか。
この経験から、写真は単なる「きれいなものを撮る技術」だけではないと、より強く感じるようになりました。

※写真はイメージです
日本人としてのルーツを持ちながら、海外で仕事をする皆さんはそれだけで賞賛に値します。北米の視点や好みを理解しながらも、日本人のルーツにある「侘び寂び」や「おもてなし」の感覚を表現に取り入れる。派手さだけで目を引くのではなく、ものの本質や魅力をきちんと伝える。それが私の写真の一つの特徴だと思っています。
私自身を車に例えるなら、トヨタのプリウスでしょうか。 決して派手ではない。でも、堅実で、新しい技術も取り入れている。
フォトグラファーというと華やかな仕事に見えるかもしれませんが、実際は重い機材を抱えて現場に入り、何本ものライトを組み、数センチ単位で光を調整しながら一枚を仕上げていく、かなり地道な「職人仕事」です。
そんな私ですが、数ある都市の中からトロントを選び、ここで活動する日本人起業家の皆さんと一緒に成長していきたいと思っています。
写真の専門的な話だけではなく、「自分のビジネスをどう見せるか」という視点から、写真、動画、デザイン、コピーなど、ブランドを伝えるためのさまざまな方法について、私自身の経験を交えてお伝えしたいと思います。
皆さんのビジネスやブランドを伝えるうえで、私の得意とする「写真」という分野が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。










