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AIに「何を聞けばいいか分からない」あなたへ|画像や議事録作成におすすめのプロンプト・Claude実践Q&A

8月17日
読了時間: 6分
カナダのスモールビジネスのブランディングの基本

「AIが便利なのは分かるけど、自分にはまだ関係ないかな」


―そう思っている方に、まず一つだけ数字を見ていただきたいのです。


AIツール「Claude」を開発するAnthropicが公開しているデータによると、カナダは世界121か国のうち、利用数で第6位。しかも人口あたりで見ると、人口から予測される4倍以上のペースで使われています。


さらに興味深いのは、カナダで「平均より多く使われている使い方」の上位です。1位は投資・資産運用、続いてメンタル面のサポート、健康・フィットネス、ビジネス業務、そして起業―。これはまさに、トロントで働き、暮らす私たちの関心事そのものではないでしょうか。


つまり、カナダはすでに「AIを使う国」であり、私たちの周りでは、もう当たり前に使われ始めているのです。「関係ない」で済ませていい段階は、少し過ぎているのかもしれません。


出典:Anthropic Economic Index(Country usage ダッシュボード)


会議室で参加者が前方のスクリーンを見ながら発表を聞く。白い壁と椅子、右に飲料水ボトル、スライドに箇条書き文字が表示されている。

はじめまして、トロント日本人起業家コミュニティ「Miyaco Connect」の清水杏奈と申します!


金融業界でマーケティングと社内のAI活用推進を担当しながら、トロントの日本人コミュニティ Miyaco Connect を共同で運営しています。


いまでこそ毎日の仕事でAIを使い、社内の仕組みづくりまで手がけていますが、最初から使いこなせていたわけではありません。 むしろ逆で、ChatGPTを開いても何を聞けばいいか分からず、返ってくる答えもパッとしなくて、「これ、本当に役に立つの?」と何度も思いました。同じところで、何度もつまずきました。


それでも諦めずに、少しずつ聞き方を変え、仕事の中で試し続けるうちに、ある日から手応えが変わってきました。AIと一緒に、自分自身も成長してきたという感覚があります。


そうやって使えるようになってから周りを見渡すと、かつての私と同じところで止まっている人が、驚くほどたくさんいることに気づきました。「なんとなく難しそう」「自分には無理そう」―その気持ち、痛いほど分かります。私がそうだったからです。


だからこそ、私がつまずきながら身につけてきた知見を、少しでも同じ場所で立ち止まっている人に手渡したい。 そう思って、このセミナーを開きました。


会議室で女性が大型モニターの日本語画面を指し示し、説明している様子。黒いジャケットと白いパンツ。

先日カナダ・トロントで開催した「今すぐ使える!AIで業務効率化セミナー」ですが、たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。


当日はモデルの使い分けやプロンプトの作り方、実演に加えて、参加者のみなさんからの質問にもお答えしました。会場では活発に手が挙がり、とても盛り上がった時間になりました。

「まだ使いこなせていない」―これは当日、本当に多くの方がおっしゃっていた言葉でした。でも、それに気づけたことが最初の一歩です。ここから先は、当日の質問の中から、特に「他の人にも役立つ」ものを記事にまとめてお届けします。

「バナーを使い回したい」「写真やイラストを作りたい」という質問を複数いただきました。ポイントは3つあります。


① 指示は「英語」で送る

意外に思われるかもしれませんが、画像生成AIへの指示は英語のほうが正確に伝わります。


理由は、画像生成AIが主に英語の大量のデータで学習しているからです。日本語で指示すると、AIが内部で一度英語に変換してから理解しようとするため、その過程でニュアンスがずれることがあります。最初から英語で伝えれば、その「翻訳のズレ」が起きません。


英語に自信がなくても大丈夫です。後述するように、ChatGPTに英語プロンプトを作ってもらえば解決します。


② 「文章」ではなく「要素の並べ方」で伝える


もう一つのコツは、きれいな文章を書こうとしないことです。画像生成AIには、要素をカンマ(,)で区切って並べるほうがよく伝わります。

基本の構成要素は6つです。

この6つを意識するだけで、「なんとなく違う」画像が「イメージ通り」に近づきます。


③ あとから微調整したいなら「YAML形式」で管理

「服の色だけ変えたい」「背景だけ差し替えたい」

—こういう微調整を繰り返す場合は、プロンプトを「YAML形式」で整理しておくと管理がとても楽になります。


YAML(ヤムル)とは、情報を項目ごとに整理して書くデータの書き方のこと。難しく考えなくて大丈夫で、要するに「どこに何が書いてあるか一目で分かる下書き」だと思ってください。MidjourneyやFLUXなどの画像生成AIは、YAMLをそのまま貼り付けて読み取るわけではありません。YAMLはあくまで自分が管理するための設計図で、最終的にはそこからカンマ区切りのテキストに変換して使います。この「変換」も、次に紹介するテンプレートを使えばChatGPTが一度にやってくれます。


そして一番簡単なのが、ChatGPTに以下のテンプレートを渡して、プロンプトごと作ってもらう方法です。日本語のアイデアを入れるだけで、英語のプロンプトが返ってきます。

「英語が苦手」「6要素を毎回考えるのが面倒」という方も、これを貼り付けて日本語のアイデアを書くだけ。①②③の全部を、このテンプレート1つが肩代わりしてくれます。


会議やミーティングの多い方から寄せられた質問です。方法は大きく2つあります。


① 音声AIで、録音から文字起こしする

会議を録音し、その音声をAIに文字起こしさせる方法です。ただ文字にするだけでなく、「要点を箇条書きで」「決定事項とToDoを分けて」といった指示で、そのまま議事録の形に整えてくれます。

ただ、音声AIもまだまだ完璧とは言えません。言葉が被ったり、マイクの性能次第では、うまく文字起こしができない可能性もあります。特性を理解しながら、うまく利用する必要があります。


② 議事録専用のGPTs / Gemを作っておく

セミナーのLv2でお伝えした「自分専用AI」の応用です。あなたの会社の議事録フォーマットを覚えさせたGPTs(またはGem)を一度作っておけば、文字起こしを貼り付けるだけで、毎回同じ書式の議事録が完成します。

議事録は「毎回同じ形」で作るものなので、専用AIを作る効果が一番出やすい作業のひとつです。まさに、こんな声をいただきました。

「どの作業を効率化できるか考える」——この視点こそが、専用AIを作る出発点です。議事録は、その第一号にぴったりです。


机でスマホを両手で操作する人。画面に Oh hey Logan what’s up? と表示され、ノートPCとノートが置かれた明るい作業机。

専門的な質問もいただきました。開発者の方向けに、要点をまとめます。


① 環境の準備

ターミナルからClaudeを使うには、開発環境を整える必要があります。一般的には、VS Code と Claude を連携させる方法か、Dockerで専用の環境を構築する方法があります。エディタから直接Claudeを呼び出せるようにしておくと、コードを書きながらそのまま相談できて便利です。


②セキュリティ管理を忘れずに

ここが重要なポイントです。ターミナルでClaudeを使うと、AIがプロジェクト内のファイルにアクセスできるようになります。そこで、.claude などの設定ファイルを用意して、AIに触らせたくないファイルを制御することをおすすめします。

これはセミナーでお伝えした「入れてはいけない情報」の考え方と同じです。便利さと安全は必ずセットで。 顧客情報や認証情報が入ったファイルは、AIの参照範囲から外しておきましょう。

※ 具体的な設定手順については、ご希望の方に別途ご案内します。お気軽にお声がけください。

今回は質問の一部でしたが、みなさんが「自分の仕事にどう使えるか」を具体的に考えてくださっているのが伝わってきて、とても嬉しい時間でした。

こう言っていただけるのが、何よりの励みです。「できそう」と思えたなら、もう半分は始まっています。 私自身がそうだったように、最初のつまずきさえ越えれば、あとはAIと一緒に進んでいけます。


Miyaco Connectでは、これからも毎月セミナーやイベントを開催していきます。次回もぜひ、お気軽にご参加ください。質問や「こんなテーマを扱ってほしい」というリクエストも、いつでもお待ちしています。



 
 

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